2025/01/23 11:48
新しく掲載した作品〈白蛇の衣〉について
皆さんは「蛇」についてどんな印象をお持ちでしょうか。
ペン画を描いていた頃、私の蛇の印象は〈刻印・情念と執着〉という印象です。
女神から罪の烙印を押されたメデューサ、愛した人に捨てられ狂気に走った道成寺の清姫。
私は自分に対してあまり肯定的な考えが出来なかったから、描く絵も前には向けなかった様に思います。
人との出会い、価値観の変化で自分に対する考え方も意識的に変え、〈生き直そう〉と自分に誓って制作も変化。
年始の初詣の境内で思い浮かんだこの「白蛇の衣」はそんな自分を象徴するような作品です。
脱皮をする生き物は〈再生〉と〈繁栄〉の象徴
「自分を変えたい」
「去年よりも幸せを願いたい」
その気持ちを意識する為に描きました。
今年はどんな年にしたいですか?
自分の幸せとはどんなのもでしょうか?
その思いのそばに飾っていただけたら嬉しいです。
ちなみに、凹凸のある画面に絵の具を重ねスプレーで撫ぜるように〈金〉を着色したので
光の加減、角度の違いで、白にも、金にも、白銀にも見えたので〈白蛇〉と名付けました
〈白蛇の衣掲載ページ〉https://hotalu.thebase.in/items/97335687